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July 20, 2004

今日の朝日新聞社説

題名を見て、思わずのけぞってまう(藁
「どこの国の新聞だよっ!」

■ 小泉外交――中国を忘れてませんか

 中国国家主席の日本訪問は98年の江沢民氏が最後で、現在の胡錦涛主席は昨年3月の就任後、まだ来日していない。日本からは01年秋の小泉首相の訪問で止まっている。
 冷めた外交関係に比べて、日中の経済関係は、中国の著しい経済成長を反映して、貿易も投資も拡大の一途だ。中国の研究者はこんな日中関係を皮肉を込めて「政冷経熱」と呼んでいるそうだ。経済関係が良好だからといって首脳交流が細っていていいはずがない。
 「政冷」の元は小泉首相の靖国神社参拝だ。首相は参拝のたびに「いずれは理解してもらえる」と言うが、日中間に何の変化の兆しもない。事態を改善しようという努力のあともみられない。

歴史的な経緯を振り返ってみると、昭和20年の久邇宮稔彦首相の公式参拝から中曽根首相の60年8月15日の公式参拝まで、歴代の総理大臣は靖国神社を参拝し続けていたし、別に何ら問題になることはなかった。
また、良く問題になる「A級戦犯合祀問題」であるが、これもすでに裁判で裁かれた故人であり、戦争裁判の刑死者等は日本国内法の犯罪者ではなく戦争の犠牲者と考えるのが、当時の一般的な考え方であったし、これに対して中国からは何も抗議はなかった。

では、どうして靖国参拝が日中間の国際問題に至ったかと言うと、その原因は当の朝日新聞にある。朝日新聞が靖国公式参拝を「中国が厳しい視線で凝視している」などと煽動する記事を書き、これに呼応して人民日報が8月10日、日本国内の批判の動きを報道したのが、きっかけとなったのだ。

■ 岡崎久彦「靖国参拝論争」(読売新聞2001年7月29日「地球を読む」)
■ 靖国参拝の意味が分からぬ朝日

朝日新聞さん、中国以前に「日本を忘れてませんか?」

投稿者 blog@tsukuba : July 20, 2004 08:15 PM

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