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ストーリは、前作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 』の続き。よって、前作を見ていない方は、話の流れがつかめないかもしれないので、本作を見る前に、是非、鑑賞しておくべきだ。（いきなり「少佐」とか言われても、わからんだろーし）

目映いばかりの映像美もさることながら、登場人物たちが引用する箴言は実に多様であり、作品を奥深いものにしている。聖書から引用してみたり、論語から引用してみたり、思想家の言葉だったり。
その中で、最も印象に残ったフレーズは、一番最後のバトーと少佐の会話「孤独に歩め　悪をなさず　求めるところは少なく　林の中の象のように」であった。早速、ググってみたところ、出典が「仏陀の言葉」であることが判明した。
引用された部分の前後は、こんな文章だ。

もしも思慮深く聡明でまじめな生活をしている人を伴侶として共に歩むことができるならば、あらゆる危険困難に打ち克って、こころ喜び、念いをおちつけて、ともに歩め。

しかし、もしも思慮深く聡明でまじめな生活をしている人を伴侶として共に歩むことができないならば、国を捨てた国王のように、また林の中の象のように、ひとり歩め。

愚かな者を道伴れとするな。独りで行くほうがよい。孤独(ヒトリ)で歩め。悪いことをするな。求めるところは少なくあれ。──林の中にいる象のように。

　　――――『真理の言葉』第２３章 328-330

（ネタ元：管理人日記じゃないけれど：[39] 押井守経由、仏陀の言葉）