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December 28, 2004

インド洋大津波

今回のインド洋大津波によって、アジアの沿岸諸国に大きな被害が出た。旅行中だった邦人を含め多数の死者や被災民が出ており、非常に胸の痛む災害である。

とりわけ大きな被害の出たスリランカは、我々日本人が忘れてはならない大恩人あるそうだ。

第2次世界大戦後のサンフランシスコ講和会議の席上にて、スリランカの国連代表であったジャヤワルダナは率先して次のような演説をし、日本の窮状を救うべく各国に訴えたという。

日本の未来の若者たちが,私たちとの友情をもって,自由であり続け,アジアの良き友人として,再び立ちあがる事を,日本の未来の若者たちが私たちに『希望』を示してくれる事を信じ,その日のために私たちは,全ての賠償権利を放棄し,日本の分割統治に反対する。我々は日本への友情をもつて,明日からの歴史のページを開きたい。

http://k20000326k.hp.infoseek.co.jp/jsg.htm


この演説により、インド、ラオス、カンボジアなどの国々が自発的に対日賠償請求権を放棄してくれたため、我が国はスムーズに戦後復興する事が出来た。

インドと日本とのつながりも忘れてはならない。

第2次世界大戦後、日本の支援にとってインド仮政府主席兼インド国民軍最高司令官となった独立指導者・スバス・チャンドラ・ボースは、日本軍とともにインパール作戦に従軍した。結局、この作戦は失敗して多大な戦死者を出して中止されたが、インド人はこの作戦を独立戦争と見なし、地元住民たちは日本軍将兵の遺骨を集めて卒塔婆を立て、今でも毎年、玉砕した5月20日に村をあげて法要しているという。

日本から多額のODAをせしめつつ、その事実を自国民に伏せて反日教育を押し進めるどこぞの国ではなく、こうしたアジアの友人たちこそ厚い援助の手を差し伸べるべきだろう。

投稿者 blog@tsukuba : December 28, 2004 09:17 PM

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