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April 01, 2005

理研、「ゴキブリゲノム解析」完了

 理香学研究所ゲノム科学総合研究センター(GSC)・ゲノム構造情報研究グループは、独自のプロジェクトとして日本産のチャバネゴキブリ(Blattella germanica)のゲノムの塩基配列を、ホールゲノムショットガン方式により解読することに成功した。この成果は、4月1日付の英国科学誌『Nature』オンライン版に発表される。

 ゴキブリは約3億年前の石炭紀に現れ、約1億6千年前の恐竜絶滅以降も生き残り、現在も繁栄を極めている。このプロジェクトでは、ゴキブリのゲノム情報からその強力な生命力の秘密を解き明かし、人類の医療に役立てる事を目的として、3年前にスタートした。

 昆虫としては、生物学では伝統的にモデル生物として扱われてきた「ショウジョウバエ」のゲノム配列の完全解読が完了しており、全遺伝子数が約13000個で、ヒトの約半分であることがわかっていた。今回、明らかになったチャバネゴキブリは、全部で約50000個の遺伝子を持ち、地球上のどの生物とも相同性が見られない遺伝子が大部分を占めていた。

 以前から「ゴキブリは地球外生命体由来ではないか」とする説が唱えられていたが、今回、それが科学的にも裏付けられたことになる。

プレスリリース:
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2005/050401/

早速、この研究成果を受けて、弊社でも“ゴキブリ創薬プロジェクト”がスタートしました。ゲノム解析の結果から新規遺伝子が多数補足される可能性が高く、医療分野などで有用なペプチドがゲットできると期待されます。

早速ですが、共同研究先を探しています。軍資金と純系ゴキブリは弊社でご用意いたしますので、ご安心下さい。ただし、ゴキブリに耐性のある研究者に限りますので、あしからず。
(と、某所にTBを飛ばしてみたり

※今日は4月1日、エイプリルフールです。

投稿者 blog@tsukuba : April 1, 2005 12:53 PM

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