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Monday, April 28, 2003

明日から、7連休!ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ

実家へ帰省しますので、更新はしばらくお休み。

posted by Tetrahymena at 4/28/2003 11:39:13 PM


南京虐殺記事巡り、将校遺族が毎日・朝日両新聞社提訴。問題となった記事は、東京日日新聞(毎日新聞の前身)が1937年に掲載した、「百人斬り」の記事。2人の将校が第2次大戦中の南京戦で、中国兵を競って切り倒したという内容だった。戦後、本多勝一氏が朝日新聞の「中国の旅」というシリーズ(後に単行本として出版)でこれを取り上げた。もっとも、「日本刀は、2、3人で刃こぼれし、血糊が付いて使いものにならなくなり、物理的に不可能」であるという指摘や、「そもそも武装している中国兵を、そう簡単に次々と殺せるか?」という指摘があり、本多勝一氏が全く裏を取らずに書いた記事であることが明らかになった。(ちなみに、百人斬りをおこなったとされる二人の将校は、砲兵の指揮官と副官だったというヲチ)この件に関して、毎日・朝日新聞社は公式に謝罪しておらず、朝日新聞は本を出版しつづけている。

【参考】
平気でうそをつく人々
本多勝一「南京大虐殺」の大嘘

大阪大、花粉症「酵素」の立体構造を解明。大阪大大学院の井上豪助教授(構造物理化学)らの研究チームが、花粉症などのアレルギー反応が体内で起きる時に働く酵素(プロスタグランジンD2合成酵素)の立体構造を解明、科学誌「ネイチャー・ストラクチュラル・バイオロジー」発表。この立体構造をもとに、新薬が開発されることが期待される。

不審団体:全身白ずくめ、樹木などに白い布、岐阜の林道で活動。この不審団体、「パナウェーブ研究所」と名乗り、ホームページまで持っている。彼らの主張は、「テスラコイル」によって生み出される「スカラー電磁波」が、「自然環境を汚染している」というものだ。「テスラコイル」とは、ユーゴスラビア生まれの天才発明家、ニコラ・テスラが発明したコイルで、高周波・高電圧の放電を出すコイルのことを言う。(テスラコイルFAQ)しかし、天才テスラの奇抜な発想だけが一人歩きしてしまい、今でもフリーエネルギー系(永久機関)研究者に信奉されている。ちなみに、彼らの唱えている「スカラー波」は、ニコラ・テスラとは直接関係無くて、トーマス・ベアデンというお方が唱え始めたもので、それを拡大解釈して「スカラー波で自然汚染」という結論に至ったようだ。なんか、えらく論理が途中で飛躍しているが、どうもそういう主張らしい。さらに、論理飛躍して、「電磁波がマインドコントロールに使われている!」という主張をしている人たちもいるらしい。今回の「不審団体」といい、クローン人間を作ったと主張した「ラエリアン」といい、“擬似科学カルト”が最近多いなぁ。

posted by Tetrahymena at 4/28/2003 11:35:09 PM


Sunday, April 27, 2003

▼ヒマだったので、つくばセンターまで自転車で買い物に出かけたら、「つくば芸術祭」というイベントをやっていた。筑波大の芸術系サークルによるイベントらしく、学生らしい若人が野外コンサートで盛り上がっていた。僕が見たのは「無弦塾」という名前の津軽三味線サークルによるコンサートだった。いいねぇ、若いって・・・羨ましいよね・・・。

▼実は、僕は大学時代は全くサークル活動をしていないのだ。いつも授業が終わると図書館に篭り、微分方程式の世界に浸ったり、物理化学の問題を解いたりするのが日課だった。一時は、サークル活動に参加しようと思ったが、興味を引くようなサークルが全く見当たらなかった。何て言うかな・・・・・・「インパクト」のあるサークルが無かったのだ。

▼と言うのも、高校時代の部活動があまりに「インパクト」があり過ぎた。当時は「化学部」に所属していたのだが、これが実に楽しかったのだ。

過塩素酸○ンモニウムブタジエン系接着剤を混ぜて作った「手製ロケット」1)を職員駐車場へ向けてぶっ放したり、このロケットエンジンをミニ四駆に搭載してシャーシをどろどろに溶かしてしまったり、化学室のガスバーナーの鉄筒の中で「テルミット反応」2)をやって怒られたり。まぁ、そんなアホみたいなイタズラばかりやっていた。当時は、そんなイタズラも笑って許されるような、大らかな時代であったのかもしれないけど・・・。

▼このような高校時代の「楽しい思い出」があるため、大学でのサークル選択の際にも、それを超えるような「インパクト」を求めてしまったのだ。しかし、大学のサークルは金太郎飴を切ったようなサークルばかりで、正直、辟易してしまい、結局、学問の世界に没頭してしまった。

今から思うと、ちょっと残念な気もする。サークル活動は、大学時代にしか出来ないものなぁ・・・。

【注釈】
 1) 成分的には、NASAの開発した「スペースシャトル」の補助ロケットの個体燃料と同じ。しかし、過塩素酸ア○モニウムは、ちょっとした衝撃でも容易に爆発するので、取り扱いには注意を要する。親友のH君は、これで病院送りになった。
 2) アルミニ紛と金属酸化物を混ぜて燃焼させる反応。およそ3000℃の高熱が発生する。鉄をも溶解する激しい反応だ。

posted by Tetrahymena at 4/27/2003 09:17:41 PM


Friday, April 25, 2003

特許出願、バイオ分野で中国急成長…特許庁報告書。最近、中国はバイオの研究に力を入れており、特許件数で米国に次ぐ2位に浮上した。アジアでは、シンガポールもバイオ産業の育成に注力しており、京大ウイルス研から研究チームごとシンガポール国立大学分子細胞生物学研究所に引き抜かれて、話題になった(日経新聞記事)。バイオテクノロジーは21世紀を担うキーテクノロジーになると期待されているが、日本も出遅れないように特許戦略を練らなければならない。

理研、55年ぶりに新種のビタミンを発見。納豆などに含まれる有機化合物「ピロロキノリンキノン」(PQQ)が、生命活動に重要な新種のビタミンであることを、理化学研究所の笠原和起・特別研究員らのグループが突き止めた。1948年のビタミンB12以来、55年ぶりの発見。そーいえば、最初にビタミン(オリザニン)を発見した鈴木梅太郎は、後に、理化学研究所の研究員も務めており、理研とビタミンは縁が深い。ちなみに、食品会社の「理研ビタミン」は、もともと理化学研究所の子会社だ。

理化学研究所プレスリリース


作成者本人が死亡したウェブログはどうなる?告知無しに、当サイトの更新が1週間以上停止したら、筆者は死んだものと考えてくださって結構ですので(w

posted by Tetrahymena at 4/25/2003 12:32:37 AM


Wednesday, April 23, 2003

▼最近、PCクラスタに興味を持っている。「クラスタ」とは「葡萄の房」という意味で、一般的に普及しているPC(パソコン)をネットワークで結合し、単一の並列計算機として使用する技術のことである。8台のPCを結合すれば8倍の性能が得られるので、安価にスーパーコンピュータ並みの性能を持つシステムを構築することが出来る。(実際には、色々制約があって8倍にはならない)非常にコストパフォーマンスに優れたシステムとして、主に科学計算の分野で注目を浴びている。

▼PCクラスタによるシステムと、一般に販売されている高性能サーバとを比較してみよう。最近、SGIから販売され、コストパフォーマンスに優れていると宣伝されているサーバ「SGI Altix 3300」は、Intel Itanium2 900MHz×4CPU搭載の最小システムで777万円。一方、Pentium4 3.06GHz×8CPUのPCクラスタを構築した場合、現在、P4 3.06GHzのCPU価格は約5万円なので、8個で約40万円。これに、マザーボードやPCケース、メモリ、ハードディスクなど必要最低限のハードの価格を加算すれば、1台で約20万円もあれば十分だろう。8ノードのシステムで合計約160万円という計算だ。また、OSは無償配布のLinuxを使えばよい。単純には両者を比較は出来ないが、同等あるいはそれ以上のシステムを、かなりの低コストで構築できる可能性がある。

▼もっとも、システムの構築には多くの労力が必要であり、現在、PCクラスタを立ち上げているのは、大学の研究室がメインだ。しかし、PCクラスタの優れたコストパフォーマンスは魅力的であり、今後、産業分野(たとえば、遺伝子情報の解析やタンパク質の立体構造解析など)にも応用されるだろう。(実際、富士通はこの方面のビジネスを始めている) うちの会社でも、この研究やってくれないかなぁー…って、無理だよなぁ〜。

PCクラスタ超入門
PC Cluster Consortium
理化学研究所のPCクラスタ - 構成するのはPentium4 PC64台

posted by Tetrahymena at 4/23/2003 08:32:29 PM


Monday, April 21, 2003

▼ついに、新人さんが入ってきた。先輩になっちまったよ。僕が担当していた合成関係の研究は、その新人さんに引き継いでいただくことになった。一般の方には違いがわかりにくいかもしれないが、「化学」の研究と「生物学」の研究は、方法論や考え方がまるで違うのだ。この1年間、そのギャップに大いに悩まされてきたが、ようやく生物系のお仕事に戻れる〜!(´Д⊂

「最近じゃ珍走団って言うらしいよ」福岡県警、暴走族追放ポスターを作成。福岡県警、Good Job!! ネットから始まった「暴走族を珍走団と呼ぼう」という運動も、かなり普及してきた。ちなみに、

「ジグザグ走行」→「振り珍(ふりちん)走行」
「二人乗り(2ケツ)」→「2個珍(にこちん)」
「レディース」→「女珍(にょちん)」

と言うそうな。カコワルイ( ´,_ゝ`)プッ

【参考】珍走団とお呼び

▼フジテレビ系の情報番組「特ダネ」の小倉キャスターカツラ疑惑動画を入手!!おそらくコラだろうけど、よく出来ているなぁー!!

posted by Tetrahymena at 4/21/2003 11:55:59 PM


Saturday, April 19, 2003

▼最近は携帯電話の普及により、腕時計をはめている人は減っているらしい。僕は、外出時は腕時計をしていないと落ち着かない。それも、デジタル式よりアナログ式が良い。何故なら、視覚的に時間がつかめるからだ。また、本来、時間は連続した物理量であり、それをデジタルで表示するというのがどうも気に入らない。(この際だから言っておくが、理系人間はデジタル時計が好きというのは偏見です!!

▼僕は、ここ3年くらいELGINのソーラー式腕時計「SOLAR DRIVE FK1006」を愛用していた。電池無用で、ずっと快調だったのだが、最近、どうも調子が悪い。十分日光浴させても、半日ほど日陰に置いておくと、すぐに止まってしまうのだ。大学院時代に、実験で600MHzのNMR(核磁気共鳴)装置を使っていて、超伝導電磁石の強力な磁場に長時間曝露した影響が、今ごろ出てきたのかもしれない。(ちなみに、NMRの強力な磁場中に腕時計を持ってくると、秒針止まります!)

▼そこで、新しい腕時計を買うことにした。売り場で何時間も迷った挙句に購入したのは、CASIOの電波式腕時計「TWINCEPT WVX-100」。時間表示はアナログ式でありながらガラス面が液晶になっており、そこへ日付などの情報がデジタル表示されるという、“近未来的なデザイン”に、思わずクラっときてしまった。さらに、通信総合研究所標準時刻電波を利用して自動的に時刻を合わせてくれるというのも、理系人間の心をくすぐる。もっとも、クリーンベンチで「無菌操作」をしているときは、腕時計は、はずしちゃうんだけどね…。

posted by Tetrahymena at 4/19/2003 06:38:48 PM


Friday, April 18, 2003

▼自宅のRedHat Linux 9 に、Webminを入れてみた。Webminとは、ブラウザで色々な設定ができるツールで、Linuxサーバにインストールしておけば、遠隔で色々な設定をいじくることが出来るというもの。Windowsのコントロールパネルを想像してもらえばよい。インストールは、すごく簡単。Webminのオフィシャルページから、rpmパッケージ(webmin-1.080-1.noarch.rpm)をダウンロードしてきて、

rpm -ivh webmin-1.080-1.noarch.rpm

と入れるだけ。この後、ブラウザのURLにhttp://localhost:10000/(場合によってはlocalhostのかわりにIPアドレス)を入れれば、Webminにアクセスできる。また、日本語表示にも対応している。

日本 Webmin ユーザーズグループ
Webminをインストールするには

▼初めてWebminに触ってみた感想は…非常に重いです、コレ。いや、単にマシンが非力なだけかもしれないけど…perlで処理しているからかな?慣れれば楽かもしれないが、直接、エディタで設定ファイルを書き換えるのに慣れているので、非常にまどろっこしく感じる。ちなみに、現在のOSの主流はGUI(Graphical User Interface)、つまり、アイコンとマウスの世界。一方、CUI(Character User Interface)の世界は、コマンドラインから直接コマンドを打ち込む方式。Windowsでは、コマンドプロンプトにDOS時代の痕跡を残すのみだが、UNIXの世界では、未だにCUIでの操作が主流だ。何せ、一度慣れてしまえば、CUIど強力なインターフェイスは無い。

posted by Tetrahymena at 4/18/2003 01:28:19 AM


Thursday, April 17, 2003

▼ヒトゲノムの完全配列ファイルを、NIHのFTPサーバからダウンロードしてくるスクリプトをPerlで書いてみた。まぁ、一つずつ地道に落としてきても良いのだが、あまりエレガントな方法とはいえないし、それに、一つあたりのファイルサイズが数十MBもあるので手動では時間ばかりかかってしまう。一度、プログラムを書いてしまえばcron決められた時間に起動するように設定できるので、夜間のトラフィックの少ない時間帯に落とすことが可能になる。

▼ちなみに、配列が書かれたテキストファイルは染色体1本ずつ、合計24本(1番〜22番+X+Y)、gzipで圧縮した状態で公開されている。全部合わせて、800MBほどのサイズだ。(圧縮状態なので、解凍すると結構大きくなるかもしれない…) このデータ量を、大きいとみるか、それとも小さいとみるかは、人それぞれだろう。

理化学研究所、「遺伝子本」を開発。数年前に、Natureで「機密情報をDNAでコードして紙にスポットし、受取人がPCRで増幅して解読する」というアイデアがあった。アイデア自体は、昔からあったものかもしれない。

大学図書館、コミック置いたら来館者が2割増。小学校じゃあるまいし…。そーいえば、オイラの母校の大学図書館にも漫画が置いてあったような…

posted by Tetrahymena at 4/17/2003 12:47:04 AM


Wednesday, April 16, 2003

「ヒトの設計図」解読完了を宣言。
ついに、ヒトゲノムの全配列の解読が終了した。奇しくも今年4月で、DNAの二重らせん構造の発見からちょうど50周年であり、記念碑的な出来事だ。ヒトゲノム解析は、当初、非常に時間と手間がかかる作業であり、全て解読するのに何百年も要すると考えられていた。ところが、その後の技術革新により、自動で解析可能な測定機器が開発されて、ゲノム解析のスピードは飛躍的に伸びた。また、情報科学の進歩も大きく貢献している。

▼生物関連の情報は増加する一方だ。うちの研究所で2年前に導入した遺伝子データベース用サーバも、遺伝子情報の増えるスピードに追いつけず、ハード的に限界に来ている。ちなみに、コンピュータの世界では「ハードの性能は1年半で2倍になる」と言う「ムーアの法則」というものがあるが、独立行政法人・産業技術総合研究所・生命情報科学研究センター長である秋山泰氏によれば、「生物学におけるデータ生成のペースは「ムーアの法則」によって予測されるプロセッサ容量の増加のペースよりかなり速い」という。(Nature Japan)これからは、生物学者といえども情報科学の知識が必須になるだろう。

▼というわけで、早速「生物学者による情報処理技術研究会」のメーリングリストに加入してみた。これは、かずさDNA研究所の研究員が中心となって運営している研究グループらしい。自分の研究も、少しずつバイオインフォマティクス方面へシフトさせていきたいな。

(ちなみに、ヒトゲノムの配列データは、NIHftpサーバからダウンロード可能)

posted by Tetrahymena at 4/16/2003 01:07:12 AM


Tuesday, April 15, 2003

▼都知事選を終えて、各紙の報道を「斜め読み」してみた。
とりあえず、社説の見出しだけ。

統一地方選「政党の影が最後まで薄かった」 (読売新聞)
新知事誕生――さあ実行のときだ(朝日新聞)
統一地方選 民意は分権志向の政治変革(毎日新聞)
【主張】統一地方選 支持された「東京の改革」(産経新聞)

各紙、わりとマトモな内容の社説を書いている。個人的には、今まで必死にネガティブ・キャンペーンを張っていた朝日新聞が大いに電波を飛ばしてくれることを期待していたのだが…何だか肩透かしだ。流石に、石原氏の7割近い得票率には、手も足も出なかったのか…と思いきや、甘かった!!

14日の天声人語:20XX年、選挙史上初めての「マイナス投票制度」導入
やっちゃったー!電波強すぎ…( ;´Д`)
こんな「妄想」を紙面に載せる前に、誰か止めなかったのかい?(w

▼既に夢想の境地に入ってしまった天声人語子は置いといて、やはり14日の朝日新聞朝刊では、紙面を上げて石原氏へのネガティブ・キャンペーン一色だった。(直接引用はしないが、この辺とか、この辺を参照)少数意見を伝えるなとは言わないけれど、必要以上に大きく取り上げるのは、問題アリだ。それにしても朝日は、我々の期待に見事にこたえてくれますなぁ(w

田嶋陽子氏、「だって悔しいじゃん」(ビデオ)これが、大学教授の言葉か?

posted by Tetrahymena at 4/15/2003 12:42:12 AM


Monday, April 14, 2003

▼選管からのハガキがポストの奥に詰まり、格闘した挙句に取り出すのを諦めた。よく考えたら、茨城県の参・衆議院議員補欠選挙は、27日だったのネ。結局、そのまま放っておいたヨ。(オイオイ!)

東京都知事に石原氏再選。現職の石原慎太郎氏が圧勝、石原都政が都民の信任を受けたことになる。なんやかんやと、石原氏の言葉尻を捕らえた揚げ足取りもあったが、1期目の実績が都民に評価されたのだろう。

神奈川県知事に松沢氏が初当選。田嶋陽子参議院議員を選ばなかったのは賢明である(w

田嶋陽子氏陣営が本人サイン入りビラを販売 。選挙ビラの頒布は、地方選挙においては公職選挙法で禁止されている行為。っつーか、そんなモノいらんわッー!

▼さて、春は新聞勧誘の季節。早速、読○新聞の勧誘員がやって来た。やっぱりプロだなぁ…抗し切れず半年契約…グハァッ!

▼新聞の宅配制度と再販制度は諸悪の根源である。本来、「民主的」で「進歩的」であるはずの新聞メディアが、「規制」によって守られているという構図は、ちゃんちゃらオカシイ。とりわけ配達制度は消費者の選択の自由を損なう制度であり、消費者にとって著しく不利益である。もっとも、今日はインターネットの普及によって、各紙記事の読み比べも可能になった。読者が受身で情報を取り入れるのではなく、自分で考えながら読み解く「メディアリテラシー」の能力は、現代の高度な情報化社会では必須の能力であろう。

▼もし朝○新聞の勧誘だったら、速攻クーリングオフするところだったけど…
それにしても、この敗北感…(´Д⊂

新聞宅配問題
新聞勧誘問題

posted by Tetrahymena at 4/14/2003 12:41:39 AM


Sunday, April 13, 2003

▼茨城県下妻市は、つくば市に隣接する人口3万人程度の小都市である。実は、戦国時代にここを本拠地としていた戦国大名である多賀谷氏は、小生の遠い祖先にあたる。今日4月13日は、その多賀谷氏にちなんだ「多賀谷時代まつり」が、下妻市で開催されるらしい。

▼多賀谷氏の名は、鎌倉幕府の歴史を記した歴史書『吾妻鏡』において、頼朝に随行する御家人として文献に登場する。もともとは埼玉郡騎西荘多賀谷(騎西町内田ケ谷)を本拠地とする地頭であり、桓武平氏を祖先とする武士団・武蔵七党の野与党であった有賀頼基の二男光基を祖とする。享徳三年(1454)の「享徳の大乱」で、古河公方成氏の命により関東管領上杉憲忠を急襲し、憲忠の首級をあげた功として下妻の領地を与えられた。その後、主家である結城家に従属しながらも独立した勢力を築き、佐竹氏と同盟関係を結ぶ。北侵してくる小田原・北条氏を再三撃退しつつ周囲に領土を押し広げ、最盛期は20万石以上の領土を有したというから、武将としては卓越した手腕を持っていたようだ。

▼しかし、多賀谷氏の運命が暗転したのは、関が原の合戦であった。7代城主・重経が石田三成に与し、下野小山の陣で徳川家康への夜襲を計画していたことが発覚、合戦後に改易され、下妻を追われて、一族は離散した。そして、群馬県伊勢崎市へ移り住んで帰農した子孫一族が、我が祖であると言われている。ちなみに、江戸時代には一族から医者(多賀谷楽山)、書家(多賀谷向陵)、画家(多賀谷酔雪)などが出ている。

▼現在、全国で多賀谷姓が最も集中しているのは、群馬県伊勢崎市である。次に、多いのが秋田県。秋田に多賀谷姓が残っているのは、佐竹氏から多賀谷家へ養子としてきた多賀谷家宣が、佐竹氏に従って桧山城主として転封しているからだろう。もっとも、小生の直接の祖先が辿れるのは、せいぜい300年前まで。関が原の合戦以降の約100年間の系図が消失しており、下妻・多賀谷氏と繋がりは口伝のみで直接の証拠は存在しない(家紋も異なる)。

▼ということで、戦国の世を駆けた我が祖先を偲びつつ、祭りに行きたいところだが・・・足が無いなぁ〜(´・ω・`)

武家家伝・多賀谷氏
多賀谷家系図
常州下妻多賀谷氏家臣団
多賀谷城(下妻城)
多賀谷城模型(下妻ふるさと博物館)
風雲・下妻城〜家康を討ち洩らした重経の無念
多賀谷姓(今週の苗字)

posted by Tetrahymena at 4/13/2003 12:51:38 AM


Friday, April 11, 2003

▼勤めている研究所内で、今度、細胞株や遺伝子などの生物試料のデータベースを作るプロジェクトが立ち上がった。これまで、実験試料は各研究員が個人で管理していたが、特許紛争などが生じた場合、これらの試料を確実に保存し、なおかつ証拠として提示できるようなシステムが必要になってきたからだ。で、知らぬ間にそのプロジェクトメンバーにオイラの名前が・・・

第一回、プロジェクト会合にて・・・

ボス:「例えば、各個人が自分のPCで細胞の使用記録を簡単に付けられたり、必要なときに検索できたりできるようなデータベースを、作れないかなぁ?」
プロジェクトメンバー一同の視線がオイラに集中・・・

あ゙・・・やっぱり、それオイラが作るんでつね。

一応、解決法としては「Apache + PHP + PostgreSQL」を考えているが・・・これから全て一から勉強しなけりゃならないな・・・今年の夏休みは無さそうです(T∀T)

「反有事法制内閣を選ぼうジャパンリーグ」で新たな動き。

☆『プレ東京都知事選挙』について

> 『プレ東京都知事選挙』の投票サイトは
> サーバ事業者によって閉鎖されてしまいました。
> 詳細は追ってご報告させていただきます。

やっぱり、リアルで通報されて、選管から警告でも来たのだろうか?

posted by Tetrahymena at 4/11/2003 12:52:46 AM


Thursday, April 10, 2003

バクダッド陥落。バグダッド侵攻以降の展開がかなり早かった。「市街戦で泥沼化」という事前予想も多かったが、住民による反フセイン暴動などがフセイン政権崩壊を早めたのかもしれない。倒されたフセインの銅像に、石を投げたり蹴りを入れているバクダッド市民の映像がニュースで流れた。恐怖政治によるフセイン独裁政権に、多くのイラク国民が苦しめられていたのだろう。

広島県府中市でランドセル通学復活。受験競争の過熱を避けるため、同市では約35年もの間、児童がランドセルで教科書を家へ持ち帰ることを禁止していたという。偏向教師による「平等教育」「人権教育」の結果、広島の公教育は完全に崩壊してしまったが、ようやく正常化の流れが出てきたのだろうか?
 ・ 閉ざされたクラスルーム
 ・ 閉ざされたクラスルーム−証言編

アトムにどこまで近づいたか、ヒト型ロボットの可能性と限界。日本のロボット研究者には、「アトム」を一つの目標にしている方が多い。しかし、若い世代の研究者では、「アトム」派よりも「ガンダム」派が多いそうだ。「アトム」はいわゆる自律型ロボットである。ASIMOやAIBOなどは、この路線で開発されたロボットだ。一方、ガンダムはパワードスーツ型のロボットであり、人の力を補助して作業を支援することを目的としている。最近は高齢者や身体障害者の運動の補助への応用などが期待されている。

[理系白書]第10部 共創の時代へ 毎日新聞で、理系白書の新シリーズ連載開始。今度は、文理の「共創」がテーマ。

posted by Tetrahymena at 4/10/2003 01:04:11 AM


Wednesday, April 09, 2003

▼昨日の続き。「反有事法制内閣を選ぼうジャパンリーグ」の投票cgiは、どうやら昨日から停止中。ネット投票の結果をマスコミにも流すと意気込んでいたが、目論見どおりにならなかったので、ついに諦めたのか?今後の行方に注目。

▼一方、樋口さんの応援サイトでは、さらにスゴイことになっている。
リンク禁止らしいので、URLだけ。
 http://members2.tsukaeru.net/higuchi/
 http://www57.tok2.com/home/pocal2216/
ネット投票の結果を発表したのだが・・・

第一回アンケート結果
1.樋口恵子432アクセス不正アクセス11票)
2.若松義春420(不正アクセス13票
3.石原慎太郎320(不正アクセス1168票
4.Dr.中松124票
5.池田一朝 6票

(半角・全角混合、括弧などは原文ママ)

石原氏への投票は、即不正アクセス扱いですか?( ;´Д`)
他にも、色々とツッコミ所満載なのだが、個人サイトであるので、これ以上舌鋒を浴びせるのは自粛しておく。しかし、当の樋口氏にとっては、とんだ迷惑かもしれない。

▼そもそも、ネット投票自体が色々な問題を内包しており、あまり有効なアンケート方法ではない。と言うのも、ネット利用者には若い世代の男性が多く、母集団が非常に偏ったものとなる危険性が常に付きまとうからだ。また、ネット利用者には「イノベーター」、つまり革新性(イノベーション)を好む傾向のある人が多い。そのため、ネットで集計された意見は、平均的な一般人の意見と著しく乖離したものとなる危険性がある。さらに、特定の意見を持った集団による組織的な投票活動や、悪意を持った者による多重投降も無視できない。(htmlとJavaScriptの知識があれば、自動投降スクリプトを作るのは簡単だ)

▼以上のような点から、安易なネット投票は非常に危険であると言える。さらに言えば、上記のような「特定の意図を持ったネット投票」(結果、先にありき)は一種の世論誘導であり、明らかに民主主義を冒涜する行為である。(もっとも、マスコミの世論調査も色々と問題があるが・・・)

posted by Tetrahymena at 4/9/2003 12:17:32 AM


Monday, April 07, 2003

▼統一地方選挙が告示された。注目の都知事選では、石原氏の優勢が伝えられているが、「反石原派」陣営も手をこまねいているわけではない。
▼落合恵子氏、辛淑玉氏らが呼びかけ人となっている「反有事法制内閣を選ぼうジャパンリーグ」では、「プレ東京都知事選挙」と題して、ネット投票をおこなっている。投票結果は、7日現在、管理人の意に反して石原氏が75.7%の得票率!11日に最終結果を発表するといっているが、「不正投票のため」と言って票を減らすかもしれないので、要チェックだ。
▼一方、樋口恵子氏を応援するホームページ「樋口さんが都知事になったら」(トップページもリンク禁止らしいので検索しる!)においても、同様なネット投票があったが、やはり石原氏の圧勝。しかし、管理人は1168票を不正票として処理!見事だ・・・。
▼ちなみに、「公職選挙法」第128条の3には「何人も、選挙に関し、公職に就くべき者を予想する人気投票の経過又は結果を公表してはならない」(人気投票の公表の禁止)とあるので、この様なネット投票も法律に違反する可能性も。
▼まぁ、今回の「祭り」も、例によってこのあたりが震源地らしいけど(w

posted by Tetrahymena at 4/7/2003 08:11:14 PM


Saturday, April 05, 2003


 英国の科学誌、Natureの1953年4月25日号に、無名の若手科学者2人組による論文「MOLECULAR STRUCTURE OF NUCLEIC ACIDS」(核酸の分子構造)が掲載された。二人の科学者の名はJames WatsonFrancis Crick。そう、「20世紀でもっとも偉大な科学的発見」と称えられる「DNAの二重らせん構造」の発見だ。今年4月で、この「二重らせん構造」発見50周年を迎え、科学専門誌では様々な特集が組まれている。(doubke helix: 50 years of DNA, Nature)

 当時、Crickは博士号を持たない30代初めの物理学者、Watosonにいたっては弱冠24歳の駆け出しの生物学者であった。二人は英国のケンブリッジ大学で一緒になり、DNAの基本構造をたったの2年で解いてしまったという。

 実は、僕がこの「科学史上、最も有名な発見」の物語を知ったのはかなり遅く、高校を卒業して一年間の浪人生活を送っていた時のことだ。大学受験では化学と物理を専攻したため、生物に関しては中学校レヴェルの知識しか持ち合わせていなかった。高校時代は、物理学の世界にあこがれていたが、大学受験で受けた国立大で玉砕。一年間の浪人生活を余儀なくされた。当時、たまたま手にした本が中村桂子著「生命科学」(講談社学術文庫)だった。この本で初めて、DNAの二重らせんと遺伝の仕組みを知って衝撃を受け、将来は分子生物学の研究者になりたいと強く思うに至った。(もし、あの時、浪人していなかったならば、今は別な世界で飯を食っていたかもしれない)

 DNAの発見から半世紀が経ち、今や人間はヒトの全ての設計図を手に入れつつある。しかし、生命科学は「お金のかかるビッグサイエンス」となり、研究者個人のヒラメキよりも資金的に豊かな研究者が有利な時代になった。個人のヒラメキで大発見をすることのできた生命科学の黎明期が、少し羨ましい。

posted by Tetrahymena at 4/5/2003 04:23:49 PM


Thursday, April 03, 2003

ロサンゼル・タイムズのカメラマン、イラク戦争写真偽造で解雇。

上の写真、銃を手に叫んでいる英国軍兵士と子どもを抱きかかえる男は、別の写真から張り合わせたもの。緊迫した雰囲気を出すために、カメラマンがコンピュータで合成してしまったらしい。よく見ると、右下の部分に写った難民の姿が二重になっているのがわかる。まぁ、戦争関係の写真で捏造というのは、昔からよくあることだけど(w
運転に腹立て脅す、暴力団幹部を逮捕。暴力団幹部「110番をやれるならやってみろ」その場で通報されて、駆けつけた同署員に逮捕される・・・コントみたい(w
幹細胞治療の研究アプローチをくつがえす新発見。これまで、幹細胞が特定の細胞に変化して、傷付いた組織を修復すると考えられてきた。この現象を「分化」と呼んでいるが、今回、この考え方を揺るがしかねない研究が発表された。マウスの肝臓に肝細胞を移植したところ、移植された幹細胞が肝臓の細胞に分化するのではなく、痛んだ細胞と移植した幹細胞が「融合」することで、必要な組織の修復がおこなわれていることがわかった。
SARS…関空ではマスクが売り切れ。新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)が香港などで流行。今のところ、SARSの感染経路や治療法は解明されていない。
 ・厚生労働省「重症急性呼吸器症候群」関連情報
ROBODEX 2003ZDNNのサイトで、ロボット博「ROBODEX 2003」(パシフィコ横浜)の特集。

posted by Tetrahymena at 4/3/2003 11:18:48 PM


Wednesday, April 02, 2003

▼今、ドラクエがマイブーム。もちろん、PCでエミュだけど。
バグダッドから中継・・・実は自宅から。スワジの偽特派員ばれる。イラク戦争の戦況を生々しく中継していたスワジランドのラジオ特派員が、実は自宅でテレビを見ながらしゃべり現地に赴いたふりをしていたことがわかった。音だけなら、わからんよなぁ・・・でも、どーしてバレたんだろう?
ロボット博:3日からパシフィコ横浜で開幕。今年4月7日は、アトムの誕生日であるらしい。まだ、アトムのような感情を持ったロボットは実現していないが、ホンダの「アシモ」など、次々と新しいロボットが生まれている。ロボットと人間が共生する世界は、すぐそこまできているのかもしれない。(ROBODEX 2003 公式ページ)
▼ちなみに、4月からテレビでもアニメ「アストロボーイ・鉄腕アトム」の放送がスタートするらしいので、こちらもチェック。
“英語漬け”の小中高一貫校、群馬・太田が特区を申請。激しく地元だ・・・。今の時代は、英語だけ出来ても意味無いがなぁ〜。

posted by Tetrahymena at 4/2/2003 09:28:02 PM


Tuesday, April 01, 2003

ヤフー、脳の記憶メカニズムに関する特許権取得。ヒトの記憶を閲覧できるヘッドセット発売へ。Yahoo! Japanが、脳の記憶メカニズムを応用して、ヒトの脳に残っている記憶を情報化し、コンピュータの画面上で画像として表示するというシステムの特許を取得した・・・って、実はヤフーによるエイプリルフールネタ。そういえば、クローン人間へ記憶を移植すると言っていた宗教団体もいたな・・・あれは、エイプリルフールじゃないけど(笑)
Maccrosoft、タブレットPCを発表。Maccrosoftは、ユーザーが服用することでさまざまな処理が行なえるという「タブレットPC」を発売した。ワードプロセッサをインストールしたタブレットPCを服用すると、手書き文字が印刷したかのようにきれいになり、表計算ソフトをインストールしたものを服用すれば、数値を見ただけで合計などが瞬時に計算可能となるという・・・もちろん、これもエイプリルフールネタ(笑)しかし、わざわざmaccrosoft.comのドメインを取得してまでネタ作りとは・・・。

2ちゃんねるが無料プロバイダーサービスを開始?これも、ネタっぽい。
東京湾で大油田発見!もちろん、ネタ。
東京大学で「透明人間」ハイテク・コート開発中。東京大学情報理工学系研究科の舘■(たちすすむ)教授(■は日へんに章)の研究グループが姿の見えなくなる「透明人間コート」を開発しているという。ウソっぽいけど、コレはホント。実は、コートの向こう側に設置されたカメラが撮影した画像をプロジェクターでコートに投影するというトリックを使っているらしい。実用には、まだ超えなければならない問題も多いが、外科手術や航空、あるいはカモフラージュなどの軍事目的での応用が期待されている。

posted by Tetrahymena at 4/1/2003 09:06:53 PM


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