2005-09-13
_ [news][bio] Tせんせー!!!
論文の信頼性確認できず 東大教授の遺伝子研究
東京大大学院工学研究科は13日、多比良和誠教授(化学生命工学)が発表した遺伝子の機能解析に関する論文4点について「実験したことを示すノートやデータが存在せず、信頼性が確認できない」とする中間調査結果を発表した。
他の7論文についても日本RNA学会は「実験の再現性がない」と疑問を示しており、同科は多比良教授に追試験を求めた。平尾公彦科長は「不正が明らかになれば、しかるべき処置を取りたい」と述べた。
多比良教授は、RNAで遺伝子の発現を妨げる「RNA干渉」を使い遺伝子機能を解析する手法の分野で著名な研究者。
平尾科長によると、4月に同学会から指摘があり、多比良教授と助手が2002−04年に英科学誌ネイチャーなどに発表した共著論文11点について、内部調査した。
(共同通信) - 9月13日19時37分更新