tetraの外部記憶箱

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2005-10-07

_ [news] こっちのノーベル賞も忘れちゃいけない

イグ・ノーベル栄養賞にドクター・中松氏

 人々を笑わせ深く考えさせてくれる研究に贈られるイグ・ノーベル賞の運営団体は、6日までに発明家のドクター・中松さん(77)に栄養賞を贈ることを決めた。35年間、毎日自分が食べる食事を写真に収め、3日前の食べ物が自身の頭の働きや体調に影響を与えることを突き止めた、というのが授賞の理由。米国時間で同日夜(日本時間7日朝)に米ハーバード大の施設で正式に発表する。 (朝日新聞)

調べてみると、実は日本は、イグ・ノーベル賞の受賞大国なのね。

  • 1992年 医学賞:「足の匂いの原因となる化学物質の特定」という研究に対して - 神田不二宏(資生堂研究員)
  • 1994年 物理学賞:「地震はナマズが尾を振ることで起こるという説の検証」という7年間にわたる研究に対して - 気象庁 とされているが、現在、イグノーベル賞のHPのWinners of the Ig Nobel Prizeの1994年の項には該当するものがない。同じページに”In 1994, one prize was based on what turned out to be erroneous press accounts.”と記されている。
  • 1995年 心理学賞:ハトを訓練してピカソの絵とモネの絵を区別させることに成功したことに対して - 渡辺茂(慶応大学教授)ら
  • 1996年 生物学的多様性賞:岩手県の岩石からミニ恐竜、ミニ馬、ミニドラゴン、ミニ王女(?)など1000種類以上に及ぶ「ミニ種」の化石を発見したことに対して。「ミニ種」はいずれもすでに絶滅しており、体長は0.3ミリ以下であったという。 - 岡村長之助(岡村化石研究所)
  • 1997年 生物学賞:「人がガムを噛んでいるときに、ガムの味によって脳波はどう変わるのか」という研究に対して - 柳生隆視(関西医科大学講師)ら
  • 1997年 経済学賞:「たまごっち」により、数百万人分の労働時間を仮想ペットの飼育に費やさせたことに対して - 横井昭宏(ウィズ)、真板亜紀(バンダイ)
  • 1999年 化学賞:夫のパンツに吹きかけることで浮気を発見できるスプレー「Sチェック」を開発した功績に対して - 牧野武(セーフティ探偵社)
  • 2002年 平和賞:犬語翻訳機「バウリンガル」の開発によって、ヒトとイヌに平和と調和をもたらした業績に対して - 佐藤慶太(タカラ)、鈴木松美(日本音響研究所)、小暮規夫(獣医師)
  • 2003年 化学賞:「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」。兼六園内にある日本武尊の銅像にハトが寄り付かないことをヒントに、カラス除けの合金を開発した。 - 廣瀬幸雄(金沢大学教授)
  • 2004年 平和賞:「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」業績に対して - 井上大佑 (会社経営者、大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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