tetraの外部記憶箱

最新 追記
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2008-02-11

_ [mac] Mac miniのHDD換装&BootCamp入隊(ビリーじゃない方)

昨年購入したintel Mac mini(MB139J/A)でBootCampに“入隊”したかったのだけど、いかんせんHDDの容量が120GBしかないので無理がある・・・とゆーわけで、250GBのHDDへ換装を試みた。

HDDは秋葉原のブレスで購入した日立のHTS542525K9SA00(250GB、5400rpm)だ。

最近は7200rpmのHDDも出てきてはいるが、発熱量が気になるのと、価格がちと高いため、今回はスルー。

Mac miniの蓋を開けると、DVDドライブが全面を覆っている。

フラットケーブルに気をつけながら、ドライブの乗っているユニットをはずす。

左が元々Mac miniに搭載されていた、“Mac印”のHTS541612J9SA00。

換装を終え、HDDへLeopardをインストール。インストールの途中でディスクユーティリティを起動し、HDDをフォーマットする必要がある。

元々入っていたHDDは変換ツールを使ってUSBで接続し、情報を転送。ところがインストール後、なぜかパスワードが違うといわれてログインできない不具合に(泣)

結局、色々と調べた挙句に、この辺を見て解決した。

ついにBootCampに“入隊”を果たし、Windows Vista Ultimate(DSP版)でAeroを試してみたよ!の図。

ちなみに、HDDは250GB中約50GBをWindowsに割り当てた。

色々とソフトを入れて使ってみたが、全然重く感じない。フツーにストレスなく使えるレベルだ。 AoKやRoNなどのゲームも問題なく動いた。
ただし、Mac miniはグラフィック周りが貧弱なので、3Dを多用するようなゲームは辛いかも。そろそろ、バージョンアップしたMac mini出してくれないかな〜。

以下、入隊してみて気づいた問題点:

・無線LANの接続が安定しない!
→ とりあえず、有線接続で対応。

・Wireless Kyboardを使っているのだけど、起動直後、なぜか使えないため、パスワードが入力できない!
→ おニューのUSB接続キーボードを買ってきた。あの薄いヤツね!

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2008-02-13

_ [cooking] レンコンの挟み焼き

うちは夫婦共働きである。おまけに、彼女の職場は“日本一忙しいラボ”であるため、家に帰る時間が僕より遅い。ゆえに、結婚してから夕食を作るのは僕の仕事になってしまった。

・・・てなワケで、今日はオイラの愛のこもった料理を紹介しようw

しゃきしゃきレンコンとジューシーな肉のハーモニーが絶妙な「レンコンの挟み焼き」だ。

材料
れんこん・・・1節
合挽き肉・・・100gくらい?
たまねぎ・・・1/4個
小麦粉・・・少々
塩・・・少々
こしょう・・・少々
サラダ油・・・大さじ1

たれ

酒…大さじ2
みりん…大さじ2
しょうゆ…大さじ2
水…大さじ2
砂糖…大さじ1


1.れんこんの皮をむく。ピーラー使うと楽だ。まっしろやなぁ〜!


2.一番太い部分を1cmくらいの厚さで輪切りにし、酢水につける。こうすると、酸化が防止されて変色しないらしい。


3.たまねぎのみじん切りが面倒なので、ついカッとなってミキサーを使ってしまった。今は反省している・・・って、目が痛いよぅ(涙)


4.ミンチたまねぎと挽き肉をマゼマゼ。塩と胡椒を少々。


5.スライスれんこんの水気をペーパータオルで拭き、片面だけ小麦粉をまぶす。


6.小麦粉をまぶした面が内側にくるように、肉を挟む。ちと肉大杉で不恰好w


7.サラダ油を熱したフライパンで、両面にこんがりと焼き色を付ける。白肌の蓮根娘が、小麦色の褐色美人に変身♪


8.蓋をして弱火にし、3分蒸し焼き。分厚くて火が通ったか心配だったので、裏返してさらに2分蒸し焼きっ!


9.フライパンにタレを流しいれ、スプーンで上からタレをかけながら、照り焼きにする。うぉ〜、おいしそうな匂いだ〜っ!


10.そして、自分の感性で盛り付け。ほら、おいしそうでしょ!


2008-02-15

_ [cooking] スパイシーなドライカレー

産総研・生命情報科学研究センターへ2年ばかり出向していたのだが、この研究センターの建物内には食堂がなく、いつもお隣の日本科学未来館のスタッフ食堂か、または買ってきたお弁当を共有ロビーで食べたりしていたものだ。

その時分に、よく買って食べたのが、お昼時になると未来館の裏庭に出現する弁当屋のカレー弁当だった。ここの弁当屋には、グリーンカレー、レッドカレー、チキンカレーの3種類しか置いていない。

グリーンカレーとレッドカレーは、ココナッツミルクを使ったタイ風のカレー。グリーンカレーにはホタテの貝柱が、そしてレッドカレーはウズラの卵がゴロゴロ入っている。一方の、チキンカレーはインド風。3つとも、普通のカレーのようにどろどろしておらず、もっとサラサラなスープ状。これが実に中毒になるほど、スパイシーで美味しいのだ。一時期は、ほとんど毎日、カレー弁当を食べていたくらいだ。

まっ、あの味には到底かなわないが、オイラの作るドライカレーも、なかなかスパイシーで旨いでござるよ!

(以下の分量は、2人分)


1.「俺たち、銃士戦隊フランスファイブ*1!」・・・っぽく写してみた(笑)。
今回使ったスパイスは、レッドペッパー、コリアンダー、クミンシード(ホール)、ガラムマサラ、ターメリックの計5つ。それから、写真は無いけど補助的にカレー粉を使用。スパイスの量は詳しく書かなかったけど、そこはお好みで。


2.トマト1個をぶつ切りにする。たまねぎ1/2個をみじん切り。


3.にんにく大1かけ、しょうが1片も、それぞれみじん切りに。


4.まず、フライパンを熱し、バター大さじ1を溶かす。そこへ、クミンシードを投入。しゅわしゅわと泡が出てきたら、にんにく、しょうがのみじん切りを入れる。


5.香りが立ち上ってきたら、たまねぎを投入。焦がさないように注意しながら、あめ色になるまで炒める。


6.合挽き肉(約100g)を投入し、色が変わるまで炒める。


7.トマトを投入。やや強火にして、水分を飛ばす。


8.冷凍のミックスベジタブル(約100g)を投入。塊になっていなければ、凍ったまま入れてしまってもよい。
その後、カレー粉、レッドペッパー、コリアンダーを投入し、炒め合わせる。
当然だが、レッドペッパーは、多く入れれば入れるほど辛くなるので、そこはお好みで。


9.ひたひたになるくらいまで水を加えて、煮込む。


10.水分が飛んでどろりとしてきたら、塩を小さじ半、そして、隠し味にしょうゆを少々入れる。
ガラムマサラを多めに入れて、軽く混ぜて味見&塩分調整。(アバウトですまん)
卵を割り入れて蓋をし、半熟になるまで弱火で3分くらい待つ。


11.盛り付け例。部屋の中が“カレー臭”に満ちているのだが、今晩は嫁さんの帰りが遅くて、しばらくオアズケ状態でしたw

*1 フランスの戦隊オタクたちが作った自主制作特撮映画。エピソード4まで公開中! http://www.francefive.com/

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ hub [「困窮センター」?あんなに研究費持っているのに??といってみるテスト]

_ tetra [あっ、タイプミスった・・・あそこは研究費ジャブジャブですな(^^;]


2008-02-24

_ [books] 速水健朗著『自分探しが止まらない』

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昨今、どこの書店へ行っても「自己啓発書」が、一番目立つ位置に平積みにされている。これだけ書店に平積みされているということは、それだけ良く売れるということだろう。

本書では、そのような「自分探し」や「自己啓発」が流行るようになった歴史的経緯や時代背景を、実に丹念に調べ上げた労作である。普通に通読しても面白いが、「資料」としても価値があるだろう。

「自分探し」や「自己啓発」の流行は、そのルーツは古いものの、明らかに「バブル世代」と「団塊ジュニア世代」との間に隔たりがある。1980〜1990年代に社会人となった、いわゆる「バブル世代」は、消費によって自己実現を果たすことが出来た世代であり、年収やルックス、職業、学歴がものを言った世代だった。(本書で定義するところの「ねるとん」世代)

ところが、2000年代に社会人となった「団塊ジュニア世代」は、バブル崩壊とともに、そうした旧来の価値観がすべで崩壊し、「消費主義」を嫌悪さえするようになった。(「あいのり」世代)そうした社会的環境下であったからこそ、「自己啓発ビジネス」の付け入る隙が出来たのであろう。

書店に並んでいる、いわゆる「自己啓発本」は、大方は似通った内容のものが多い。

それもそのはず、本書によると、それらの成功哲学やマーフィーの法則などの思想のルーツは、「ニューソート」と呼ばれる19世紀に生まれた運動で、クィンビーという心理療法家にたどり着くのだそうだ。このニューソート運動が「ポジティブ・シンキング」の考え方を生み出し、それを世に広めたのがナポレオン・ヒルやカーネギーなどの「成功哲学本」である。今、世の中に流通している大方の「自己啓発本」は、これらの焼き直しに過ぎない。(ちなみに、最近、エンジニアを中心に流行している「ライフ・ハック」運動も、この流れを汲むものだとの事)

本書では、こうした流行を上手い具合に利用し、ビジネス(というより“喰い物”)にしている人々も、実名を挙げて具体的に紹介している。

ちなみに、僕はあまり「自己啓発本」は好きではない。そもそも、あれこれポジティブになろうと「自己啓発書」を読んでいる暇があったら、実務的な能力を高めるために、一冊でも多く「実用書」を読んで技術や知識の習得に精を出したほうが、ずっと有益であると考えているからだ。

「ポジティブ・シンキング」にしても「ライフ・ハック」にしても、それは仕事を進める上での一つの「手段」(道具)に過ぎない。肝心なのは「手段」よりも「目的」の方である。ところが、これらの本は、より重要な「目的」については何一つ教えてくれない。それもそのはず、こればかりは各個人によってケースバイケースであり、自分の頭でで考えるしかないからだ。

「自己啓発本」を読めば、一時的な精神の高揚は得られるのかもしれないが、そこに紹介されている思考方法を実行できずに自己嫌悪に陥り、再び新しい「自己啓発本」に手を出す・・・という悪循環に陥るのがオチかと思う。さらには、「手段」が「目的」と化してしまう(要するに、「何のために仕事をするのか?」よりも、「ポジティブに仕事をするには?」が目的となる)危険性をはらんでいる事にも、十分注意する必要がある。

結局、参考にするのは良いけれど、ただ妄信・信仰するのではなく、「自分の頭で考える」というプロセスが何よりも大切なんじゃないかと、僕は思うのだ。また、あまり仕事を真面目に考え過ぎない方が良いんじゃないかと。無理に「ポジティブ」になろうとせず、適度に割り切って考えないと身が持たない。日向はかならず影を伴う。僕は「ネガティブ」も、人間としての感情の重要な一面だと思うのだけねぇ。

それから、本書を読んでいてもう一つ思ったのは、「自己啓発」をビジネスに結びつけた者が、一番の勝ち組だね。おいらも、自己啓発本を書こうかしらん(笑)


2008-02-27

_ [books] 梅田望夫『ウェブ時代をゆく』

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star力が入りすぎ?
star「高く険しい道」と「けものみち」の違いについて

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いまさらながら、モッチー先生の最新刊を読了。

ベストセラー『ウェブ進化論』が「大変化の時代」を啓示したのに対して、こちらの新刊は、その「大変化の時代」をいかにして生きてゆくかを説いている。

ネット上に「学習の高速道路」が出現した結果、「対象をどれだけ好きなのか」「対象にどれだけ没頭できるのか」というシンプルな競争原理による世界が出現し、「やる気のある人ならどこまでも伸びていける自由な環境が生まれた」というのが、氏の主張だ。また、「学習の高速道路」を走り抜けた先には「大渋滞」があり、そこから先は、専門性を高める「高く険しい道」を行くか、もしくは高速道路降りて、身に着けた専門性を活かしつつも「なんでもあり」の「けものみち」を行くという方法があると主張している。

確かに、ネットの出現により、新しい情報や知識を得るのは恐ろしく容易になった。僕自身も、大学では勉強していない分野についての知識を新たに得るために、大いにネットの力が役に立った経験を持つ。ただし、分野によっては「学習の高速道路」が存在するものと、そうでないものがあるように思うのだ。

例えば、分子生物学の研究分野では、ネット上に「学習の高速道路」は存在しないと言ってよい。実験技術にしても、未だにマニュアル化の難しい部分が多々あり、ちゃんと師匠について自分の手を動かして学ばないと、まずもって学習できない。(そもそも、大学や企業など何らかの「組織」に所属していない限り、実験環境を整えるのさえ容易ではない)

要するに、世の中には「高速道路」が整備された分野と、され得ない分野の2種類が存在するんじゃなかろうか。

そして問題なのは、前者の「高速道路」が整備された分野は、入り口の障壁が比較的低いため参入者が多く、グローバル化が極度に発達した現代では、地球規模での苛烈な競争にさらされているという点だ。要するに、「学習の高速道路」が整備されているという事は、氏が主張するほどハッピーな世界じゃないかもしれない。常に「グローバルなコスト競争」にさらされ、技術のコモディティ化に怯えつつ、なおかつ正規雇用さえも保証されない、しかも学習しつづける事を強要されるという、なんとも息が詰まりそうな世界が待っているかもしれないのだ。そこから、さらに「けものみち」へ入れなんて、個人がこれ以上のリスクを背負えとでもいうのだろうか?

例えばIT産業。プログラミング技術の習得は、他分野と比較すると割と「高速道路」が整備された分野じゃないかと思う。ところが現在、SIベンダーは、中国など人件費が極端に安い国との間で、激しいコスト競争にさらされている。中国人は日本語を学び、「高速道路」をひた走ってこの分野に参入し、そして日本人の5分の1くらいの人件費で猛烈に働いているのだ。日本人のシステムエンジニアにとっては、これは、たまったものじゃない。最近、学生の間でIT産業への就職が敬遠されているらしいが、優秀な学生たちは、こうした現状をすばやく察知しての事であろう。

この様な「グローバル化社会」を念頭に入れるとすれば、個人が取れる最も有効な戦略は、「グローバル化」が難しくかつ「学習の高速道路」の整備が容易ではない分野に突き進む事である。では、具体的に・・・と問われると、僕もきっちりとした答えは出せないのだけれど。

フラット化する世界 [増補改訂版] (上)
トーマス フリードマン 伏見 威蕃
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