tetraの外部記憶箱

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2008-03-09

_ [mac] intel Mac mini (Core 2 Duo)の11n化実験

光化にともない、プロバイダ⇔自宅間の通信スピードは飛躍的に向上した。しかしながら、IEEE 802.11gである家庭内無線LANがボトルネックになってしまい、あまり光のメリットが得られていなかった。そこで、家庭内無線LANの11n化を試みた。

ところが、今やiMacもMacBookも、そしてApple TVでさえも、高速無線LAN通信が可能なIEEE 802.11nへと移行したのに、Mac miniだけは未だにIEEE 802.11gに取り残されたまま・・・はて、いつアップデートされるのやら・・・。

てなわけで、自分でMac mniを11n化できないだろーかとアレコレ調べてみたら、intelベースのMac miniや古いMacBookを11化できるmini-PCIeカードがありました!

ソネット社 Aria extreme n:802.11nドラフト ワイヤレスカード

 

早速、秋葉原の秋葉館でAirMac Extremeベースステーションとともに購入して、自分で交換をしてみた。

以下、簡単な換装手順をメモしときます。(詳しい手順は、同梱の手順書を熟読の事)

 

箱の中には、mini-PCIe規格の無線LANカード、専用ツール(ヘラ、ねじ回し等)、写真つきの詳細な手順書(英語のみ)、MacBook用のネジ分類シート、小さなネジ2本が同梱されていた。

 

まずはマシンのコネクタを全て引き抜き、手順書にしたがい、付属のヘラで開腹。

 

スロットドライブ側から見て右上にある無線LANのアンテナユニットを取り外す。(プラスチックのツメで固定されている)

 

正面側のファンコネクタを、ゆっくり引き抜く。

 

ドライブユニットを固定している四隅のネジをはずす。(右下のネジだけ長い事に注意)

ドライブユニットとマザーボードをつなげているフラットケーブルに気を付けながらドライブユニットを持ち上げると、マザーボードの左上の方に、銀色のカバーの付いたカードが見える。これが、Mac miniの内臓無線LANカードだ。

 

無線LANカードとアンテナユニットとをつなげているケーブルのコネクタを引き抜く。(付属のツールを使うと便利)

カードをマザーボードへ固定しているネジを抜き、カードを引き抜く。

プラスチックの“足”を古いカードから新しいカードへ付け替え、カードを装着。

ネジで固定して、アンテナ線のコネクタを差し込む。

 

後は、開腹時とあは逆の手順で組み立て、コネクタの結線を忘れていないか確認して閉腹。

以上、作業時間はおよそ30分くらいだった。

 

AirMac Extremeベースステーションを設置。思ったよりコンパクトだね、コレ。

 

マシンを起動。アプリケーション→ユーティリティからAirMac管理ユーティリティを立ち上げ、パスワード等を設定。簡単、簡単!

AirMacの付属CD-ROMには、Windows用の管理ツールも入っているので、Windows使いはそっちを使ったほうが便利だろう。

 

以下、11n化前後のベンチーマーク

 

11n化前(11g)

1.NTTPC(WebARENA)1: 5955.016kbps(5.955Mbps) 744.21kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2: 5451.809kbps(5.451Mbps) 681.39kB/sec
推定転送速度: 5955.016kbps(5.955Mbps) 744.21kB/sec

11n化後

1.NTTPC(WebARENA)1: 13573.127kbps(13.573Mbps) 1696.46kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2: 15690.222kbps(15.69Mbps) 1960.95kB/sec
推定転送速度: 15690.222kbps(15.69Mbps) 1960.95kB/sec

おぉ〜、約3倍の速度アップだー!体感速度も上々、もっと早く移行しておけばよかったかも。

Windows用のドライバーも配布されているみたいなんで、BootCamp上のWindowsでも使えそうだ。

 

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