2008-07-11
2008-07-15
_ [log] モバイル版Yahoo!のクローラーをアク禁に
Apacheのアクセスログを眺めていたところ、下記のような、一見、携帯からのアクセスのようなUser-Agentの記録が多いことに気づいた。
Vodafone/1.0/V705SH (compatible; Y!J-SRD/1.0; http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/indexing/indexing-27.html) DoCoMo/2.0 SH902i (compatible; Y!J-SRD/1.0; http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/indexing/indexing-27.html) KDDI-CA33 UP.Browser/6.2.0.10.4 (compatible; Y!J-SRD/1.0; http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/indexing/indexing-27.html)
実はこれ、モバイル版Yahoo!のクローラーであった。
そこで昨日1日分のログから「Y!J-SRD」でgrepし、1時間ごとのアクセス件数をグラフ化してみた。
1日の全アクセス数は3149回。最も頻度の高い時間帯(4:00〜5:00)には、ほぼ20秒/回の頻度で訪れており、日ごとのアクセス数も増加傾向にある。
ん〜、まぁサーバーが潰れるほどじゃないけど、基本的にケータイ向けのコンテンツは無いし、転送量が増えるのも嫌なので、robots.txtでアクセス禁止に。(動的にトップ画像をランダム切り替えしている関係上、高頻度なアクセスは困るのよ)
Googlebot-Mobileも頻度が高いみたいなので観察中。
User-agent: Y!J-SRD/1.0 Disallow: /
2008-07-20
_ [log] お行儀の悪いロボットは嫌いです
15日にrobots.txtを設置して2日目、ようやくYahoo!のクローラーがrobots.txtを読み込んでくれたのを確認。
124.83.159.XXX - - [17/Jul/2008:18:02:11 +0900] "GET /robots.txt HTTP/1.1" 206 37 "-" "Y!J-SRD/1.0"
前回にrobots.txtの読み込みを確認したのが13日だったから、ようやく4日目で読みに来たという事になる。それだけでも、かなり怠慢であるのだが、さらにrobots.txtを無視し続けている様子・・・(-_-+
というわけで、User-AgentでDenyし、強制排除する事にした。
SetEnvIf User-Agent "Y!-J-SRD/1.0" Spam ・・・ <Directory /var/www/html> ・・・ Order allow,deny allow from all deny from env=Spam </Directory>
お行儀の宜しくないクローラーは、もはやスパム扱いだ。
_ [books] タイの歴史を学ぶ
タイへ行くにあたり、その歴史を学ぼうと思い立った。しかしながら、比較的大きな都内の書店へ行っても、なかなか門外漢が読めるような通史は少ない。そんな中で見つけたのが、本書である
もともと、インドシナ半島にはクメール人による大帝国があった。今回、クメール人とは、訪問する予定であるタイのピマイ遺跡やムアンタン遺跡、そしてカンボジアの有名なアンコールワットなどを築いた民族である。古代、タイ族はもっと北の方、中国雲南省辺りに住んでいたらしい。その後、中国の漢民族の南下によって押し出される形でタイ族も南下し、インドシナ半島に移り住んで王朝を築いて繁栄した。
インドシナ半島には、クメール族、タイ族の他にベトナム族、ミャンマー族が住み、中世に至るまで、互いに支配・被支配関係を繰り返してきた。(だから、今でもタイ人とミャンマー人は、非常に仲が悪い)そんな状況を一変させたのが、西欧のアジア進出である。
19世紀には、西隣のミャンマーはイギリスの植民地となり、東隣のベトナムはフランスとなった。両国に挟まれていたタイは、黒船到来により国を開いた日本とほぼ同時期に、同じように西欧諸国と対峙する運命に巻き込まれたのだ。
日本は明治維新以降、急速な近代化と富国強兵策により、短時間で欧米列強に並ぶ新興国へと成長していった。一方、タイも、領土を削られつつも、絶妙な外交手腕で国を維持し、日本と同様に王室中心の近代化を進めてゆく。
第二次世界大戦においても、タイの外交感覚は非常に冴える。
初期においては、アジアにおいて存在感を増す日本と同盟を結んでいたが、日本の敗戦が濃くなってくると次第に日本との距離を置き始め、やがて在米タイ人による抗日組織「自由タイ」を通じて、アメリカとの関係を模索するのだ。そして迎えた終戦では、「宣戦布告は摂政の署名が無かったから無効である」という理由で切り抜けるのだ。
一方、戦後の日本に救いの手を差し伸べてくれたのもタイ人である。
第二次世界大戦中にタイ政府が日本政府へ貸し出した借金の返済のために日本を訪れたタイ政府の交渉団は、焼け野原となった日本を哀れみ、借金の減額を申し出たという。
本書は日タイ交流については、ちょっと物足りないような気がするが、新書でありながら、タイの歴史をおおまかにつかむことのできる、非常に貴重な本だ。日本人は、歴史を共有する「隣国の友人」について、余りに無知過ぎる。
2008-07-21
_ [iPhone] 僕にとって「iPhone」が微妙な5つの理由
Macユーザな僕は、iPot touchが世に出た時に真っ先に飛びついた内の一人である。しかしながら、iPhoneに関しては、今ひとつ興味をそそられないのだ。その理由をまとめてみた。
その1.既に、ユーザーインターフェイス自体が目新しく無い
あの画期的なタッチパネルによる操作性との出会いは、実に機能的で、かつ官能的でさえある。しかしながら、すでに“iPod touch”でその操作性を体験してしまった者にとっては、あまり目新しいものではなくなってしまっている。これはイノベーター("Crossing the chasm" by Geoffrey A. Moore)な人の意見なのかもしれないけど。
その2.メモリ容量が少な過ぎる
iPod touchで一番不満だったのは、16GBしかない容量だ。所有する音楽データは、すでに20GBを超えており、同期の際によほど厳選しないといけない。はっきり言って、音楽を再生するガジェットとしては、従来のiPodの方がよほど優れている。
その3.SoftBankのみ
今のところ、SoftBankと契約しないと、iPhoneを手に入れることができない。これじゃ、その他のキャリアのユーザは選択しようも無い。これじゃ、hackし甲斐も無いではないか!(えっw
その4.電話機として機能が不十分
iPod touchとの一番の違いが「電話」なわけだけど、結構致命的なことに、電話の音量を記憶してくれなかったり、メールが30日間で削除されてしまったりとか、絵文字が使えなかったりとか、色々と不便な点が報告されている。
その5.別にiPhoneでなくとも、携帯電話でも使えるサービスがある
Google、Gmail、Googleドキュメント、Googleスケジュール、これらは全て携帯サイトからも利用可能。さらに、はてなブックマークも活用すると、文字媒体での情報取得は、実は携帯で十分だったりする。GPSに関しても、最近の携帯のナビは、非常に優秀だ。出発地と目的地を登録すれば、ナビゲーションまでしてくれる。昨今の携帯と比べると、カメラも貧弱すぎる。
そんな僕が、今、もっとも惹かれるガジェットは、実はEee PCだったりするんだけどねw