tetraの外部記憶箱

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2009-05-24

_ [K-7] ペンタックス体感トークライブin秋葉原UDX

昨日、秋葉原で開催されたペンタックスの新製品「K-7」の体感トークライブに参加してきた。

12時スタートの10分前くらいにUDXへ到着したのだが、来場者が多くつめかけたため、早めの開場となったらしい。

実機に触れることのできる「タッチ&トライ」のコーナーはもちろん大盛況で、12時過ぎには、既に1時間待ち状態。(あれれ?・・・ペンタックスユーザーって、こんなにいるんだーw)

仕方が無いので、セミナーコーナーへ。

最初は、ペンタックスのセミナーではおなじみ“田中希美男が迫る「K-7の実力」”。

詳しくは、他の人のレポートを読んでいただいた方が良いかと思うが、まとめるとこんな感じだった。


(1)画像素子に関して

有効画素数はK20と同じ1460万画素だが、COMSは新たに開発したもので、まったく別物と考えてよい。

(2)視野率100%

製造には高い精度が必要であり、このクラスのカメラとしては初めての試み。(長い歴史のあるペンタックスでも視野率100%は初めて)

構図を考えて撮影するためには、やはり視野率は大切である。

(3)ファインダーに関して

ファインダー(フォーカシングスクリーン)は、従来は初めて一眼レフを使う初心者のために、かなり明るめに作っていたのだが、「K-7」はハイアマチュアのユーザーを想定しており、従来機よりも少し暗めに作っている。

暗くすることにより、ピントの山がつかみやすく、また、いわゆる“ボケ味”をファインダーで確認して撮影することができるようになった。

(4)ボディ

マグネシウム合金。見た目はプラ製の従来機と変わりないが、手に持ったときに感触がぜんぜん違うらしい。

中のシャーシの構造は、基本的にはK-mなんかと同一。

(5)防塵防滴・耐寒性能

防塵と防滴とでは、要求されるレベルがまったく違うらしい。

隙間に水が浸入しても、表面張力があるため、ある程度以上は入ってこないが、微小なチリの場合、風圧等により水の入れない隙間にも入ってくる。

データをとっていないという事でペンタックス側は明言を避けていたが、マグネシウムボディの採用により防塵防滴性能の向上も見込まれる。

(6)HDR機能の搭載

自動で異なる露出で撮影・合成することで、広いダイナミックレンジを実現するHDR機能を搭載。(多分、世界初)

通常はPhotoshopなとで加工して作るのだが、これをカメラが自動でやってくれる。

(7)連射性能の向上

従来機では他社製品と比べて連射性能に見劣りがあったが、今回、CMOSのチャンネル数が4chになったことにより、5.2コマ/秒を実現することができた。(メカ的には、以前から可能だったらしい)

(8)AFスピードと性能の向上

これも従来機のユーザーから要望の強かった所だったのだが、機構はあまりいじることなく、アルゴリズムを見直すことにより、劇的に向上したらしい。(ペンタックス側は「比較的向上」と言い直していたけどw)

(9)DR II

素子に付着するゴミを落とすダストリムーバルの機能が、大幅に向上。

撮影が終わってゴミの付着を確かめても、ほとんど付いていることは無かったとの話。


他にも77分割測光とか、従来一緒だった絞りとシャッターの駆動モータを別にしたという話とか、動画機能についてとか、電子水準器だとか・・・もう、盛り沢山で1時間では紹介しきれないという感じだった。


引き続き、“谷口泉が勧める「K-7活用術」”へ参加。

谷口先生は、「K-7」を「ちいさな、高級車」に例えていた。

印象に残ったのは、「レンズ補正」機能の話。

レンズには直線が端の方でゆがむ「歪曲収差」や、パープルフリンジが生じる「倍率色収差」などがあるが、それをボディ側で補正してくれる。安いレンズでも、スターレンズなみの描写が期待できそうとの事。(今のところDAレンズだけっぽいが、ぜひともFAレンズも対応して欲しいな〜)


セミナー終了後、再びタッチ&トライのコーナーへ向かったが、長蛇の列はさらに長く延びており、この後、他にも用事が入っていたので、実機に触れる間もなく、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。


とにかく、「K-7」はペンタックスが起死回生をかけた渾身のカメラだ。オイラ、物欲に負けそう・・・

_ [photo][K100D][FA43mm F1.9 Limited][エダマメ] エダマメ日記6

説明書には「間引きせよ」との指示だったのだけど、かわいそうなのですべてプランターへ植え替えてしまったw