tetraの外部記憶箱

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2009-10-05

_ [books] 子育てとは、自分自身を見つめ直すプロセスであるなぁ

スゴ本:新米パパのための3冊」で紹介されていた『子どもへのまなざし』(福音館書店)という本を読み始めた。著者の佐々木正美氏は児童精神科医であり、自らの豊富な臨床経験を踏まえつつ、子育てにおける親の心がけについて、とてもわかりやすい言葉でつづられている。

子どもへのまなざし
佐々木 正美
福音館書店 ( 1998-07 )
ISBN: 9784834014730
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

著者によると、乳幼児期というのは建物で例えるなら「基礎工事」に当たるのだそうだ。やがて、その上に「柱」を組み上げ(=小学校)、「インテリア」を整えてゆく(=大学、留学など)が、「インテリア」は後になってもやり直しがきく。中には30歳過ぎで医学部に入り直し、立派な医師になる人だっているくらいだ。しかしながら、「基礎工事」に当たる部分は、建物が立ってしまうと外から見えなくなってしまう部分であるにもかかわらず、実は、非常に重要な部分に相当する。この「基礎工事」がしっかりしていないと、小さな地震でも建物が倒れてしまうかもしれない。

ちなみに、この「基礎工事」に当たる乳幼児期においては、「人を信頼すること」を学ぶのだそうだ。おっぱいを飲みたいとか、かまってもらいたいといった欲求を、親が根気良く十分に満たしてくれることにより、人への信頼が形作られ、やがては自己愛や自律心、そして社会性が育つための核になるのだ。大人になってから幼稚園からやり直すわけにはいかないように、今、この時期にきっちりと手をかけておかないと、大きくなってからの“やり直し”は大変に苦労する。今、我が娘はそいう大切な時期にある。


また、「子は親の鏡」という言葉もある。

子は親の姿を見て育つ。いくら言葉で「勉強しろ」だとか、「部屋を片付けろ」だとか言ってみたところで、親自身ができていなければ、子は反発心を抱くだけで、自律的にできるはずもない。(自分自身の子ども時代を思い出してみれば、これは自明だろう)子育てにおいては、言葉で十分に説明することも大切だが、それ以上に親が行動で示すことが重要である。子に正しい生活を求めるならば、親自身が正しい生活をし、子に正しい言葉遣いを求めるならば、親自身が正しい言葉を話さねばならない。子とともに、親自身も育ってゆくのだ。

子育ては長距離マラソン。自分の親も、きっと根気良く子どもに向き合い、僕を育ててくれたのだろうと、両親に感謝しつつ、自分自身の生活を見つめ直す今日この頃である。

子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)
ドロシー・ロー ノルト, レイチャルハリス
PHP研究所 ( 2003-09 )
ISBN: 9784569660233
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

2009-10-12

_ [photo][K-7][FA43mm F1.9 Limited] 笑顔がこんなに上手くなりました

目で物を追って、首を回せるようにもなりましたよ!

ちなみに、夜、寝かしつけるのに、SimplyNoizeがかなり効果あります。よく、掃除機やドライヤーの音で静かになる赤ちゃんの話を聞きますが、一説によると、あのようなノイズ音は、母親の胎内で聞いていた血流の音に近いため、赤ちゃんが落ち着くのだとか。コツは、ちょっとうるさいくらいの音量で流すこと!

個人差があるかもしれませんが、一度、試してみるとよいかもしれません。