tetraの外部記憶箱

最新 追記
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2011-02-19

_ BESSA R2A君、いらっしゃーい♪

新しいカメラを入手したので、久々のブログ更新。

一眼レフのデジカメを使っていて一番不満に思う点は、やはりその大きさと重さだ。
確かに写りは抜群に良いのだが、街中でちょっとスナップを撮影するには大袈裟すぎるし威圧感もある。一眼レフカメラの中では比較的コンパクトな部類に入るペンタックスのK-5でさえも、一日中カバンの中に入れてると肩が痛くなってしまう。
そこで、日常的にちょっとスナップを撮るためのカメラがほしい・・・という欲求に合いそうなカメラをマップカメラのサイトで探していたところ、目に止まったのがこのコシナの出している「Voigtlander BESSA R2A」だった。

BESSA R2A

えっ、なんでコンデジを買わないのかだって?
まぁ確かにスナップ撮影ならコンデジが一番理にかなっているのはわかっているのだけれど、なんというかコンデジはどうも味気ないのだ。だって光学ファインダーもレンズ交換もできないじゃん!(笑)それに、BESSAは安いのよ〜(中古で3.5万円なり!)

BESSA R2A

それでは、カメラのファインダーについて簡単に解説しよう。
一眼レフ方式は、レンズから通ってきた光をミラーで反射し、ペンタプリズムを通してファインダーへ投影される。このため、ほぼファインダーから見たままを写真に残すことができるという利点がある一方、この内部機構のためにカメラ本体が大きく、重くなってしまうという欠点がある。また、内部にミラーの設置空間を設ける必要性から、レンズの設計に制限が生じ、特に広角レンズが重たいものになってしまう。
一方、このBESSAシリーズが採用しているレンジファインダー方式は、ファインダーと測距用の窓が備わっており、三角測量の要領でピントを合わせるというものだ。一眼レフカメラよりコンパクトでありながら、きちんとピント合わせができるという優れたシステムだ。

かつては、M型ライカを筆頭に、ミノルタCL、ヘキサーRF、コンタックスGシリーズ、ニコンSPなど、優れたレンジファインダーカメラが数多く存在したが、オートフォーカス化とデジタル化の流れにより光学ファインダーを持つカメラは消えつつある。現在、新品として販売されているレンジファインダーカメラ(135フィルム)は、ライカの他は、エプソンのR-D1(デジタル)とコシナのBESSAシリーズ、ツァイス・イコンシリーズくらいだ。

そういえば最近、富士フィルムが光学ファインダーを備えた「FinePix X100」を発表し、話題になった。光学ファインダーは液晶よりも視認性に優れ、風景から写真を「切り取る」感覚はスナップ撮影に適しており、もっと見直されて良いのではなかろうか。

BESSA R2A

ちなみに、同時に入手したレンズは、NOKTON Classic 40mm F1.4。コンパクトでありながら大口径なところにビビッときた!

本体と合わせると、総重量は約690グラム。K-5 + DA21mm F3.2AL Limitedの組み合わせでさえも900グラムをオーバーしていたので、かなり身軽♪

そのうち、良い写真撮れたらアップします。

COSINA フォクトレンダー BESSA R2A マットブラック 340732

COSINA フォクトレンダー BESSA R2A マットブラック 340732


2011-02-20

_ [photo][K-5][FA77mm F1.8 Limited] お雛様を出すなど

お雛様

娘が寝ている隙に、ダイニングキッチンのテーブルの上を片付けて、お雛様を出すなど。
初節句だった昨年は、娘もまだ6ヶ月だったということもあり、あまり反応は無かったのだが、今年はどんな反応を示してくれるのか楽しみだ。


2011-02-28

_ Mマウント50mmレンズ考

「BESSA R2A」の中古品の購入時、色々と考えた挙句、レンズには「NOKTON classic 40mm F1.4」を選んだ。40mmという焦点距離は、やや中途半端な印象を持たれるかもしれないが、寄ればポートレートも撮れるし、離れればスナップ的な写真も取れるため、個人的には、実は結構使いやすい画角ではないかと思っている。また、F1.4という大口径は、開放にすればフンワリとしたボケを楽しむことができるし、絞れはキリっとシャープな描写が得られるため、幅広い表現を楽しむことができる。それで居ながら、重量は175gと非常にコンパクトな上にコストパフォーマンスも高いところに惚れたのだ。似たようなスタンスのレンズとしては、PENTAX Kマウントの「FA43mm F1.9 Limited」が挙げられるだろう。こちらは、デジタルでしか使ったことがないが(35mm換算で66mmのとなってしまう)、最近のレンズにはない柔らかな描写が好きで多用している。(454gもあるけど)

BESSA R2A + NOKTON Classic 40mm

しかしながら、まだ1本目のフィルムが撮り終わらないうちに、今後のレンズへの物欲がムクムクと頭をもたげてきた。だって、ファインダーに35mmや50mmの枠が出てるんだもん。欲しくなるのが人情でしょ?(ほとんど病気w)

で、当初は「レンジファインダーの醍醐味は、やはりデジタルには無いコンパクトな超広角レンズ!」と思い、外付けファインダーとともに「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical II」当たりを入手してみようかと思っていたのだが、そこはやはり基本中の基本、標準画角を押さえなくては、と思い、Mマウントの50mmレンズについて調べている。現行レンズでMマウントの50mmは以下のとおり。(その他もあるかもしれないが)

(1) コシナ Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 (428g)
(2) コシナ Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 (210g)
(3) コシナ Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 (250g)
(4) ライカ ズマリット M50mm F2.5 (230g)

F1.1という超大口径の(1)は、重さも価格もヘビー級であり、街撮りスナップのためにレンジファインダーを携帯したいという目的を考慮すれば論外だ。また、現行のライカレンズは中古でも10万以上の出費が予想されるため、これも候補から外れる。ということで、最近のレンズに限れば、事実上、(2)と(3)との二択になる。ネット上の評価を色々と拾ってみたが、どちらも素晴らしい描写をする事は違いなく、悩ましい限り。ちなみに、Planarはガウスタイプのレンズであるため一眼レフ用としても設計しやすいが、Sonnarは一眼レフでは設計が難しいレンズ構成をしており、どちらかと言えばC Sonnarに気持ちが傾いている。

一方、現行ということにこだわらず、広く中古に候補を求めれば、その選択肢はとても広がる。僕はずっと「ライカのレンズは高い」という先入観を持っていたのだが、中古サイトをめぐってみると、半世紀前のエルマーやズミクロンともなると、案外、PlanarやSonnar以下の価格でそこそこの中古品が流通しているらしいことがわかった。もちろん、半世紀前のレンズとなれば、まだカラーフィルムが登場する前であり、傷や曇りも覚悟しなければならない。しかしながら、Mマウント機を有していながら、これらのオールドレンズを試さないのも、何だかすごく勿体無い気もしてきたのだ。

というわけで、結局、どのレンズが良いのか迷うばかりで、全く決まらない。気がついたら、全部持っていたりして(^_^;)

フォクトレンダーVM&カールツァイスZMレンズWORLD (日本カメラMOOK)

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