2013-06-28
_ [Fujifilm X-E1][Flektogon35mmF2.4] 我、M42大星雲に突入せり
とうとう、M42沼に足を踏み入れてしまいました・・・。
記念すべきM42マウント第1号は、定番中の定番「Carl Zeiss Jena DDR electric MC Flektgon 2.4/35」であります。
早速、Fujifilm X-E1に装着してみました。
アダプターはKIPON「M42-FX」。ちょっとガタつきが気になりますが、実用上は無問題。
ただし、ミラーレスカメラに装着すると、やや間延びした感じになってしまい、ちょっと不恰好・・・。
さてさて、第二次大戦後のドイツの東西分断により、カール・ツァイス社も東ドイツのカール・ツァイス・イエナ社と西ドイツのツァイス・オプトン社に分断され、それぞれ独自の企業活動を行っていた・・・という歴史は、マニアならばご承知のとおり。
その東ドイツ陣営で広角レンズとして開発されたのが、このフレクトゴンであります。
この東のフレクトゴンに対抗し、西ではディスタゴンが誕生しました。そして、東西統一後の広角レンズの名称は西のディスタゴンが引き継がれ、一方のフレクトゴンの名前は完全に消滅してしまいました。しかしながら、M42マウントの入門レンズとして、未だに根強い人気があります。
年代によって色々とバージョンがある様ですが、今回入手したのは、シリアル番号から推測するに1970-1975年頃に作られたものと推定されます。比較的、後期のものですね。
気になる写りはというと、とっても繊細な描写という印象。
もちろん、比較すれば現代のT*コーティングに劣るのでしょうが、十二分な画質です。
もう一つ、このレンズのメリットは十分に被写体に寄れるという事です。
スナップから物撮りまで、これ1本でこなせてしまうというのは、とても便利ですねー。
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