2014-04-19
_ [Fujifilm X-E2][CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8] 妻木天神社跡
(Fujifilm X-E2 + CarlZeiss CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8)
街中をチャリで走っていると、突然、鬱蒼とした木々に覆われた空間に遭遇した。
背の高い針葉樹に囲まれた狭い広場に、ポツンと古い遊具が置いている。
広場を探索すると、手水盤とともに「天神社跡、昭和五十三年十一月吉日」と書かれた石碑が置いてあった。
(Fujifilm X-E2 + CarlZeiss CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8)
Googleマップでこの地を見ると「天神社」の表記があり、確かにここにはかつて神社が鎮座したらしい。
その後、色々と調べてみたところ、つくば市妻木地区にはかつて「諏訪神社」「鹿島神社」「天神社」の三社が鎮座しており、諏訪神社が鎌倉時代、後者の二社は天正年間の創立と、それぞれ由緒のある社だったらしいが、筑波研究学園都市の建設に当たり、昭和45年に諏訪神社の場所に合祀されて「妻木神社」となったようである。
「昭和三十八年筑波研究学園都市建設が決定され、この計画が実施に移されてゆくなかで村の事業として妻木部落研修センターを設置することになり、これを契機に永年の懸案であった三社の合併が進展し昭和四十五年に合祀されたものである」(妻木神社由来より)
草むらに残された石の鳥居らしき残骸が、この土地の記憶を留めている。
(Fujifilm X-E2 + CarlZeiss CONTAX G Sonnar T* 90mm F2.8)
しかし、研修センターの置かれた旧鹿島神社の方はともかく、こっちの旧天神社に関しては跡地は今も木々が残されたまま手付かずの様子であり、なんかとばっちりのような気がしないでもないです(笑)
神社名 天神社 妻木七七一 境内一六五坪 祭 神 菅原道真 祭 儀 例祭九月二十五日 境内神社 稲荷神社(稲倉魂命) 氏子数 拾貮世帯 由 緒 天正年間創立