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March 27, 2005

筑波実験植物園

だいぶ春っぽくなってきたので、今年も筑波実験植物園へデジカメ持って行って来ました♪


ミツマタ(ジンチョウゲ科)
コウゾとともに、和紙の原料とされる。お札の紙も、この繊維を原料としている。


アンズの園芸種(バラ科)
あと、もーちょっとで花が咲きそうだ。


シナノミザクラ(中国桜桃)
さくらんぼの起源と考えられている、中国原産の桜。


カタクリ(ユリ科)
林の中にひっそりと咲く、可憐な花。乱獲がはげしく、野草としてはめっきり減ってしまった。


ミスミソウ(キンポウゲ科)
小さくて、とてもかわいらしい花。花弁のように見えるのは、実は顎片らしい。


マメサクラ(バラ科)
実験植物園で一番最初に咲き始めるサクラの花。


これは、植物園の外で撮影した、菜の花畑です。

投稿者 blog@tsukuba : 03:43 PM | コメント (2) | トラックバック

March 21, 2005

安全と安心の科学

安全と安心の科学
村上 陽一郎
集英社 2005-01


by G-Tools

先日、東武伊勢崎線の手動式踏切において、列車が近づきつつあるのに保安係員が遮断機を上げてしまい、4名が死傷するという、大変痛ましい事故があった。確かに、件の保安係員には重大な過失があったよう。しかし、ともすると、こうした事故は当事者の責任の追求だけで終わってしまい、なぜそのような事故が生じてしまったのかという部分の解明が、なおざりにされてしまうことが多い。よくよく、事故の原因を究明し、再発防止策を立ててもらいたい。

ところで、「安全文化」は、主に航空機業界や原子力業界など、事故の際のリスクの大きな産業で研育まれてきた。その中でも、とりわけ重要なのが「フール・プルーフ」と「フェイル・セーフ」という2つの概念である。

「フール・プルーフ」とは、「人間は誰でも間違える」という前提のもとに、「もし人間が操作ミスなどのエラーをおこしても安全が保てるようなシステム」を設計するという考え方だ。この「誰でも」には、経験豊富なベテランも含まれる点に注意されたい。(彼らも人間である以上、間違えをおかすものだ)

もう一方の「フェイル・セーフ」は、「誤作動や故障が発生しても安全が保たれるようなシステム」のこと。機械はいつかかならず壊れるものだ。しかし、ジャンボ機ではエンジンの1つが故障で完全停止したとしても、安全に飛行を続けられるように冗長性を持たせた設計がなされている。

報道によれば、件の手動式踏切では、接近中の列車が表示板にランプで示される上に、電車が接近中はロックがかかり踏切が上がらないような二重の安全対策がなされていたようだ。しかし、現場の保安係員の手によってロックが外されていたため、この安全対策はうまく働かなかったと見られる。

この本の筆者は「安全は達成された瞬間から、安全の崩壊が始まる」と警告している。まさに「一度達成された安全の崩壊」の結果が、この重大な事故だったのかもしれない。

投稿者 blog@tsukuba : 06:07 PM | コメント (0) | トラックバック

March 06, 2005

嗤う日本の「ナショナリズム」

嗤う日本の「ナショナリズム」
北田 暁大
日本放送出版協会 2005-02


by G-Tools

現代若者文化では、「アイロニー(嗤い)と感動志向の共存」(『電車男』)、「世界史構成と実存主義の共存」(窪塚的なもの)という2つのアンチノミーが台頭している。この本は、60年代の「暴走する反省システム」(連合赤軍の「総括」)から書き起こし、70年代の「抵抗としての反省」(消費社会的アイロニズム)、80年代の「無反省(という反省)」(消費社会的シニズム)、そして現在の「無反省への反省としてのロマン主義」(ロマン主義的シニズム)の台頭までの流れを追いながら、アンチノミーの成立を明らかにした労作だ。

「2ちゃんねる」(と、ひとくくりに言ってしまうのにも問題あるが)に集う若者は、よく知識人から「右傾化している」と言われる事がある。僕は、以前からそうした指摘に違和感を持っていた。どちらかというと、彼らはすごく形式主義的に「朝日」や「市民派」をネタにして「嗤う」ことにより、互いのコミュニケーションを保持しているように感じていたからだ。したがって、既に失効した「右派」「左派」というイデオロギーの物差しで測ること自体、時代錯誤であり、本質を見失っていると言える。
そうした意味で、僕は著者の意見には同意できる部分が多いように思った。

本書のテーマは非常に刺激的で面白いのだけれど、全体に渡り微細に掘り下げ過ぎていて、話の流れが掴みにくい。社会学の専門書ならともかく、一般書として出版するのであれば、もう少し論旨を明快にすべきだったのではなかろうか。

投稿者 blog@tsukuba : 02:47 PM | コメント (0) | トラックバック

electro-harmonix EL34EH

electro-harmonix製のEL34EHを入手。Made in Russiaで、1,200円/本でした。

IMG_1846.JPG

写真は、左からKT88(SOVTEK)、6L6GC(キット付属品)、EL34EH(electro-harmonix)。大柄なKT88や6L6GCと比べて、EL34EHは、かなりスリムな印象を受けます。
早速、TU-879RにEL34EHを装着して音を聞いてみたのですが、輪郭のはっきりした、立体的でクリアな音色でした。特に、ギターの弦の響きが、なんとゆーかとてもヴィヴィッドに伝わってくるのですよ!

これは、新しい発見♪

投稿者 blog@tsukuba : 02:15 PM | コメント (0) | トラックバック

March 03, 2005

Nigerian scam - イラク篇

ナイジェリア詐欺(通称:419事件)と呼ばれる詐欺事件をご存知だろうか。突然、面識も無い外国人から英語の手紙やメールが送られてくるもので、「マネーロンダリング」や「大富豪の遺産相続」などの取引を持ちかけてくるものだ。(ジェトロ - 「国際的詐欺事件について」参照
以前にも、私のところへこの“詐欺メール”が送られてきた事があったのだが、今度はこのイラク版(サダム・フセインの資産だって!?)が送りつけられてきたので、とりあえず晒しておく。

From: Sgt C.Stevens,

Hey there this is sgt C.Stevens, I am a soldier and photo journalist ,serving in the military .I am with the 248th Engineer corp. in the National Guard. I am writing this message from ar-ramadi in Iraq.

we hit Iraq may 2003 and have moved around a few times building up f.o.b.'s around the western side of the country as well as missions into Bagdad. With attackes by insurgents everyday and car bombs,We managed to move funds belonging to Saddam Hussien's family.

The total amount is US$45 Million dollars in cash, in 100 dollar bills. We want you to assist us in securing this money in the country where it is currently. no strings attached, just help us recieve it, Iraq is a warzone although partially ended. We shipped the money using diplomatic courier to ship the money out in one large silver box, using diplomatic immunity.

If you are interested I will send you the full details as soon as i get your reply signifying your interest and genuine intentions to assist in
this transaction.

Respectfully,

Sgt. C.Stevens


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投稿者 blog@tsukuba : 09:08 AM | コメント (0) | トラックバック