tetraの外部記憶箱

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2024-04-04

_ [X100F][大番役日誌] 随心院、小野小町の伝説いまもなお

随心院

醍醐寺の白壁を右手に小野駅の方へ道を真っ直ぐと進むと、右手にひっそりとした小さな寺院を見つけました。
真言宗善通寺派の大本山、随心院であります。
同地はかつて小野郷とよばれ、小野妹子や小野篁、そして小野小町などを排出した小野氏にゆかりがあり、深草少将が小町の元へ「百夜通い」をした伝説の場所なんだとか。
世界遺産に指定され、海外からの観光客も多く訪れる醍醐寺と比べると、こちらは人も少なく、緑の美しいお庭や文化財を、ゆっくりと参観することができました。
また、小野小町にゆかりのものとして、小町に寄せられたラブレターを供養したという「文塚」(五輪塔)や、晩年、この地で過ごした小町が朝と夕に顔を洗ったという「化粧井戸」なども見ることができます。

実は、小野小町ゆかりの場所は、京から遠く離れた茨城にもあったります。
晩年、京都から大週へ向かう途中、筑波山麓の地で亡くなったとかで、土浦市小野に小町の墓と伝わる五輪塔が残っています。
とは言っても、小町の墓と称されるものは全国各地たくさんありますものですから、実際のところはどうなのでしょうねぇ。